どうくつ体験リレー講座 第2回「縄文土器の文様を読み取る新しい技術~ひかり拓本を使ってみよう~」を開催しました。
2024年11月1日更新
どうくつ体験リレー講座
今年度第2回目のどうくつ体験リレー講座を10月12日(土)に、九州医療科学大学の山内利秋先生に「ひかり拓本」について実演も兼ねて講演いただきました。
はじめに、ひかり拓本の基本的な原理やアプリケーションの使い方や実用例などを学びました。
通常の拓本は、対象となる資料(土器片)や石碑などの模様や文字を墨などを使って紙に直接写し取るものです。
今回紹介いただいた「ひかり拓本」アプリは、様々な角度から光を当てた陰影の異なる被写体の写真データから、拓本データが合成されます。
この方法であれば、資料を傷つける可能性が低く、安全なやり方で一般の人も手軽に拓本をすることが可能になります。
山内先生のデモンストレーションでやり方を学んだ後は、参加者もスマホにインストールしたアプリを使用し、グループで協力して体験しました。
また、グループディスカッションを行い、最後に各グループの意見を発表し、とても充実した講座となりました!
まずは、座学で「ひかり拓本」アプリの原理や文化財の保存活用に関する課題を学びました!
様々な角度からライトを当てていき、1枚ずつ撮影します。
拓本の対象の土器片
拓本化されました!
石器
アプリを使うと陰影や表面の凹凸がはっきりとわかります!
実践して難しかった点やうまくいった点を書き出していきます。
意見発表!
さて、次回のどうくつ体験リレー講座も参加者体験型の講座となっております。
参加をご希望の方は、第3回どうくつ体験リレー講座の募集ページをご覧ください。