どうくつ体験リレー講座 第1回「肥前の窯跡と陶片から見る世界史」を開催いたしました。
2024年5月22日更新
どうくつ体験リレー講座
今年度第1回目のどうくつ体験リレー講座を5月18日(土)に開催いたしました。
今回の講座は、長崎大学の野上建紀先生に「肥前陶磁」をテーマとした講演をお願いいたしました。
肥前陶磁の成り立ちから、東南アジアやヨーロッパ、遠くは南米にまで輸出されたことをご紹介いただきました。
海を越えて、肥前陶磁が多くの国の人々や生活や、文化に広く影響していることが分かりました。
また、野上先生の研究や調査をはじめ、国内外の発掘調査で発見された陶片をもとに、陶磁器の生地や文様を手掛かりとして輸出経路や生産地、陶磁器の生産技術、また生産に至る時代背景などが解明されていることがよく理解できました。
チョコレートドリンクを飲む専用の取手付きの背の高いカップ「チョコレートカップ」のお話も面白かったです!
講座終了後には、三川内焼の陶片資料を野上先生の解説付きで受講者の皆さんに閲覧していただきました!
野上先生、素敵な講演の機会をいただき、ありがとうございました!
三川内焼の資料を閲覧中!
受付はボランティアスタッフが対応します!
さて、次回の講座についてのお知らせは、福井洞窟ミュージアムのホームページや、佐世保市の広報誌に掲載されますので、ぜひチェックしてみてくださいね!